新品パソコンの価格が高騰する中、「中古BTOパソコン」に注目する人が増えています。BTO(Build To Order)は注文に応じてパーツを組み合わせるため、同価格帯のメーカー製PCより性能面で優れていることが多いのが特徴です。では、中古BTOは“アリ”なのでしょうか?ここではメリット・デメリットを整理します。
中古BTOのメリット
- コストパフォーマンスが高い
新品の半額以下で購入できるケースもあり、同じ予算でワンランク上のスペックを狙える。 - ゲーミングやクリエイティブ用途に十分対応
当時のハイエンドパーツを搭載した中古機なら、現行のミドルクラス並みに動作することもある。 - パーツ交換・拡張がしやすい
自作寄りの構成なので、グラフィックボードやストレージなどを載せ替えて長く使える。
中古BTOのデメリット
- 保証が短い、または無い
中古ショップ独自の保証は1〜3か月程度が多く、安心感は新品より劣る。 - パーツの劣化リスク
電源やHDD、ファンなどは経年劣化が進んでいる可能性がある。特に電源は故障時のリスクが大きい。 - 最新規格に非対応のことも
古い世代のマザーボードは最新CPUやDDR5メモリなどに対応しておらず、アップグレードに制限が出る。
中古BTOを選ぶときのポイント
- 信頼できるショップで購入する
保証やクリーニング済み表記があるショップを選ぶのが安心。 - 電源・ストレージの状態を確認する
消耗品は交換前提で考えておくとトラブルを避けやすい。 - 目的に合った性能かをチェック
ゲーム用ならGPU性能、動画編集用ならCPUとメモリ容量を重点的に確認。
まとめ
「中古BTOはあり?」という問いに対しては、**条件付きで“あり”**といえます。
コストを抑えつつ性能を確保したい人、パーツ交換の知識がある人には有力な選択肢です。ただし、長期保証や最新規格を求める場合は新品を選んだ方が無難でしょう。