パソコンの部品を語るときに必ず登場するのが マザーボード(Motherboard)。
CPUやメモリ、ストレージなど、あらゆるパーツをつなぐ PCの中枢 です。
BTOパソコンを検討するときにも、マザーボードの基礎知識があると選びやすくなります。
マザーボードとは?
- 役割:PC内部の各パーツ(CPU、メモリ、GPU、ストレージなど)を接続し、データのやり取りを制御する基盤。
- 別名:メインボード、システムボード。
- イメージ:人間の体でいえば「神経網」。各パーツが正しく機能するための土台です。
マザーボードの主な規格(サイズ)
マザーボードにはサイズ(フォームファクター)があり、ケースや拡張性に影響します。
- ATX(一般的・拡張性高い)
- Micro-ATX(やや小型・コスパ良し)
- Mini-ITX(コンパクト・拡張性は少なめ)
大型PCケースならATX、小型PCならMini-ITX、と用途に合わせて選びます。
マザーボードの主要パーツと機能
1. CPUソケット
- CPUを取り付ける部分。
- Intel用、AMD用で形状が異なるため、対応CPUを確認することが必須。
2. メモリスロット
- メモリを差し込む場所。
- スロット数と対応容量を確認(例:最大128GBまで対応など)。
3. PCIeスロット
- グラフィックボードや拡張カードを装着するスロット。
- 高性能GPUを使うなら「PCIe x16」が必須。
4. ストレージ用コネクタ
- SATAポート:HDDや2.5インチSSDを接続。
- M.2スロット:最新のNVMe SSD用、高速なデータ転送が可能。
5. チップセット
- マザーボードの「頭脳」にあたる部分。
- 上位チップセットほどUSBポート数やPCIeレーン数が増え、拡張性が高い。
6. 電源フェーズ(VRM)
- CPUに電力を安定供給する仕組み。
- 高性能CPUを使うなら、電源周りがしっかりしたマザーボードを選ぶのが安心。
マザーボード選びのポイント
- 対応CPUを確認(IntelかAMDか、世代は合っているか)
- 拡張性(メモリスロット数、PCIeスロット数)
- ストレージの接続規格(M.2対応の有無)
- サイズ(ケースに合うかどうか)
- 用途(ゲーム用・動画編集用・オフィス用などで必要な機能が違う)
まとめ
- マザーボードは PCの中枢であり、全パーツをつなぐ土台。
- CPUやメモリとの互換性、拡張性、サイズ が選定のカギ。
- BTOパソコンを注文するときも、用途に応じて適切なマザーボードを選ぶと後悔がありません。