パソコンを起動するとき、最初に動作するのが BIOS(バイオス) や UEFI(ユーフィー) と呼ばれるシステムです。
BIOS設定は普段あまり触れることはありませんが、知っておくとトラブル解決やパーツ交換時に役立ちます。
BIOSとは?
- BIOS(Basic Input/Output System) は、パソコンの基盤(マザーボード)に組み込まれた基本ソフトウェア。
- PCの電源を入れたときに、ハードウェアを初期化し、OSを起動する役割を持っています。
- 最近のPCでは、より高機能な UEFI BIOS が主流です。
BIOSに入る方法
- PCを再起動。
- 起動画面で 「Delete」キー または 「F2」キー を押す。
- メーカーによっては F1 / F10 / F12 / Esc なども使用。
- 青や黒の設定画面が表示されれば成功。
起動ロゴの表示中にキーを押す必要があるため、何度か試すのがコツです。
基本的なBIOS設定項目
1. 起動順序(Boot Priority)
- PCがどのストレージからOSを起動するかを決定。
- 例:SSD → HDD → USB の順に設定。
OS再インストール時は「USB」を一番上にする。
2. 時刻と日付(System Time)
- PCの基本時刻を設定。
ネット接続で自動修正されるが、ずれている場合はここで修正
3. CPU / メモリの情報確認
- CPUクロック、搭載メモリ容量や動作速度を確認可能。
オーバークロック設定も可能だが、初心者は触らないのが安全。
4. セキュリティ設定
- BIOSパスワードの設定。
勝手にPCを操作されないようにしたい場合に有効。
5. ファン制御(Hardware Monitor)
- CPUファンやケースファンの回転数を設定。
静音重視や冷却重視のバランス調整が可能。
BIOSを触るときの注意点
- 不要な項目は変更しないこと。誤設定するとPCが起動しなくなる可能性あり。
- 変更前に写真を撮るなど、デフォルト設定を記録しておくと安心。
- トラブルが起きたら「Load Setup Defaults」で初期化できる。
まとめ
- BIOSはPCの基盤を制御する基本設定画面
- よく使うのは「起動順序変更」と「ファン制御」
- 安易な設定変更はNG、困ったら初期化で元に戻せる
BIOSは普段あまり触れるものではありませんが、トラブル解決やカスタマイズに欠かせない存在です。