動作が遅いときの確認ポイント

トラブル・Q&A

パソコンを使っていて「起動が遅い」「アプリが重い」「動作がカクつく」と感じたことはありませんか?
ここでは、BTOパソコンを含め、PC全般で動作が遅くなる原因と確認ポイントを整理しました。


メモリ使用率を確認する

  • 確認方法:タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)を開き、「メモリ使用率」をチェック。
  • 改善方法
    • 常駐ソフトを減らす(不要なアプリを終了)
    • メモリを増設する(8GB → 16GB / 32GB)

特にDTMや動画編集ではメモリ不足が原因で動作がもたつくことが多いです。


ストレージの空き容量を確認する

  • 確認方法:エクスプローラー → ドライブを右クリック → プロパティで空き容量を確認。
  • 改善方法
    • 不要なファイル・アプリを削除
    • HDD/SSDを増設、もしくは外付けストレージを利用
    • SSD換装で読み込み速度を改善

SSDの空き容量が10%を切ると、動作が一気に遅くなります。


スタートアッププログラムを整理する

  • 確認方法:タスクマネージャー → 「スタートアップ」タブで確認。
  • 改善方法:不要な常駐ソフト(チャットツール・アップデート系ソフトなど)を無効化。

起動時に重いと感じる場合は、ここを見直すだけで大幅に改善します。


ウイルスやマルウェアをチェック

  • 確認方法:セキュリティソフトでスキャン。
  • 改善方法:感染が見つかった場合は駆除、必要に応じて再インストール。

不明なプロセスが常にCPUを使っている場合は、マルウェアの可能性もあります。


発熱・冷却不足を確認する

  • 確認方法:PCケースやノートPCの底面が熱くなっていないか確認。
  • 改善方法
    • 内部のホコリを掃除
    • 冷却ファンやクーラーを追加
    • グリスを塗り直す(自作やBTO上級者向け)

高温状態が続くと、自動的に性能を制限(サーマルスロットリング)して動作が遅くなります。


ドライバやOSを最新化

  • 確認方法:Windows Update、グラフィックドライバの更新状況を確認。
  • 改善方法:更新して安定版にする。

古いドライバは動作不良やパフォーマンス低下の原因になります。


ハードウェアの劣化を疑う

  • HDD:動作がカリカリ遅い、異音がする場合は劣化の可能性大。
  • 電源ユニット:劣化で電力供給が不安定になると、PC全体の動作が重くなることも。

長年使用しているPCなら、部品の交換・買い替えも検討しましょう。


まとめ

PCの動作が遅いと感じたら、

  1. メモリ・ストレージの空き
  2. 常駐ソフトやウイルスチェック
  3. 発熱やハードの劣化

この3つを優先的に確認すると原因が見つかりやすいです。
特にBTOパソコンなら、パーツ交換や増設で改善できるのが強みです。

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