パソコンの「データを保存する場所」として使われるのが SSD と HDD。
同じストレージでも特徴が大きく異なるため、用途に応じた選び方が大切です。
SSDとは?
SSD(ソリッドステートドライブ) は、フラッシュメモリを利用した記憶装置です。
USBメモリを大容量&高速にしたイメージに近く、物理的に動く部品がありません。
特徴
- 読み書きが非常に速い(起動が数秒)
- 動作音がなく静か
- 衝撃に強く、ノートPCにも最適
- 価格は容量あたり高め
「起動が速くてサクサク動くPCが欲しい人」におすすめ。
HDDとは?
HDD(ハードディスクドライブ) は、円盤(プラッタ)を回転させてデータを読み書きする仕組みです。
特徴
- 容量あたりの価格が安い
- 大量のデータ保存に向いている
- 動作音や発熱がある
- 衝撃に弱い
「動画・写真・音楽など大量のデータを保存したい人」におすすめ。
SSDとHDDの比較表
項目 | SSD | HDD |
---|---|---|
速度 | ◎ 高速(起動数秒) | △ 遅め(起動30秒~1分) |
価格 | △ 高い | ◎ 安い |
耐久性 | ◎ 衝撃に強い | △ 衝撃に弱い |
静音性 | ◎ 無音 | △ 動作音あり |
容量 | △ 少なめ(1~4TBが主流) | ◎ 大容量(10TB以上も可) |
BTOでのおすすめ構成
最近のBTOパソコンでは、SSD+HDDの併用 が主流です。
- OSやアプリ用 → SSD(500GB〜1TB)
- データ保存用 → HDD(2TB〜)
これにより、起動や動作はサクサク、かつ保存容量も十分に確保できます。
まとめ
- SSDは速さ重視、HDDは容量重視
- 迷ったら「SSDをメイン+HDDをサブ」にすると快適
- ゲームや動画編集なら最低でも SSD 500GB以上 を選ぶのがおすすめ