パソコン選びで「CPU」や「グラフィックボード」には注目しても、電源ユニット(PSU) は後回しになりがち。
しかし、電源はパソコンの安定性や寿命を大きく左右する非常に重要なパーツです。
電源ユニットとは?
電源ユニットは、コンセントからの交流電流(AC)を、パソコン内部で使える直流電流(DC)に変換し、
各パーツに安定して電力を供給する役割を担っています。
つまり「PC全体の心臓部」。質が悪いと、不安定な動作や故障の原因になりかねません。
電源ユニットが重要な理由
1. 安定性の確保
電力が不足したり不安定だと、
- ゲーム中に突然落ちる
- 動画編集時にフリーズする
といったトラブルが発生します。
2. パーツ寿命に影響
粗悪な電源は電圧が不安定になりやすく、
CPUやGPUなど高価なパーツを早く劣化させてしまう恐れがあります。
3. 拡張性のため
後からグラフィックボードを増設するなら、余裕のある電源容量が必須です。
電源ユニット選びのポイント
容量(W数)
用途に応じて必要なワット数を選びましょう。
- 事務作業用:400〜500W
- ゲーム・動画編集:650〜750W
- ハイエンド構成:850W以上
BTOショップの「推奨電源容量」を参考に、余裕を持った容量を選ぶのが安心です。
80 PLUS認証
電源の変換効率を示す規格で、
「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」「Titanium」とランクがあります。
ランクが高いほど効率が良く、省エネかつ発熱が少なく安定。
最低でも 80 PLUS Bronze、予算があれば Gold以上 が安心です。
メーカーと品質
安価なノーブランド品は避け、信頼できるメーカー(Seasonic、Corsair、玄人志向など)を選びましょう。
まとめ
- 電源は PCの安定性・寿命・拡張性 を左右する超重要パーツ
- 容量は余裕を持たせて、80 PLUS認証付きの製品を選ぶ
- 価格だけで選ばず、信頼性のあるメーカーを選ぶことが安心につながる
電源は“縁の下の力持ち”。見えない部分だからこそ、しっかり選んで長く安心できるBTOパソコンにしましょう。