グラフィックボードの選び方

パーツ別解説

BTOパソコンを選ぶときに大きな分かれ道となるのが グラフィックボード(GPU)
「必要なのか?」「どのモデルがいいのか?」と悩む人も多いパーツです。

ここでは、用途別に最適な選び方を解説します。


そもそもグラフィックボードとは?

グラフィックボード(GPU)は、映像処理を担当するパーツです。
高性能なGPUを搭載すると、

  • ゲームの描写が滑らかになる
  • 動画編集がサクサク進む
  • 複数画面の出力が可能になる

といったメリットがあります。
一方、文章作成やネット閲覧だけなら、CPU内蔵グラフィックでも十分です。


用途別:グラボの必要性とおすすめライン

日常作業・Office・学習用

  • ネット、動画視聴、Officeアプリ

グラボ不要(CPU内蔵グラフィックで十分)

軽めの画像編集・動画視聴・簡単なゲーム

  • Photoshopで写真加工
  • 動画を快適に視聴
  • eスポーツ系の軽いゲーム(LoL, Valorantなど)

エントリーGPU(NVIDIA GTX 1650 / RTX 3050 など)

本格的な動画編集・3Dゲーム

  • フルHD~WQHD解像度での快適プレイ
  • Premiere Proでの編集
  • 最新ゲームを高画質で遊びたい

ミドルクラスGPU(RTX 3060 / RTX 4060 / RX 7600 など)

クリエイティブ用途・4K編集・重量級ゲーム

  • 4K動画編集やエフェクト処理
  • 最新ゲームを高解像度&高fpsでプレイ
  • 3DCGやCAD、AI開発

ハイエンドGPU(RTX 4070 / 4080 / 4090 など)


GPU選びのチェックポイント

  1. 用途を明確にする
     必要以上に高性能を選んでも宝の持ち腐れに。
  2. モニター解像度とのバランス
     フルHDならミドルまで、4Kならハイエンドが必要。
  3. 消費電力と電源容量
     ハイエンドGPUは電源ユニットも大容量が必須。
  4. 予算配分
     グラボに予算を集中させすぎると、CPUやメモリが不足して全体バランスが崩れる。

まとめ

  • ネットや事務作業中心 → グラボ不要
  • 軽い編集・ゲーム → エントリークラス
  • 動画編集・3Dゲーム → ミドルクラス
  • プロ用途・4K・最新ゲーム最高設定 → ハイエンド

迷ったときは「一段下のグレード」を選ぶとコスパ良くバランスの取れたPCが手に入ります。

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