~自分だけの最適な1台を作るために~
BTOパソコンの魅力は「自分に合った構成を自由に選べること」。とはいえ、カスタマイズ項目は多岐にわたり、初心者には少し分かりづらい部分もあります。ここでは、代表的なカスタマイズ項目を一覧で紹介し、それぞれの選び方のポイントを解説します。
1. CPU(プロセッサー)
- Intel:安定性とゲームとの相性が強み。Core i5 / i7が人気。
- AMD:コスパに優れ、マルチタスク・クリエイティブ用途に強い。Ryzen 5 / 7が主流。
用途の目安:
・ネット/オフィス作業 → Core i3 / Ryzen 3
・動画編集や3D制作 → Core i7以上 / Ryzen 7以上
2. メモリ(RAM)
- 容量:8GB / 16GB / 32GB以上から選択可能。
- 基本は 16GB がおすすめ。ゲーミングや動画編集では 32GB以上 が快適。
「マルチタスクをよくする人」や「画像編集をする人」は多めに。
3. ストレージ
- SSD:起動・読み込みが速い。NVMe SSDならさらに高速。
- HDD:大容量データ保存向け。安価。
一般的には「SSD 500GB + HDD 1TB」の組み合わせがベスト。
4. グラフィックボード(GPU)
- オンボード(内蔵):ネット・文書作成のみなら十分。
- 専用GPU(NVIDIA / AMD):ゲーム、3DCG、動画編集に必須。
ゲーマーなら GeForce RTX シリーズ、動画編集ならミドル以上を推奨。
5. 電源ユニット
- 安定性を左右する重要パーツ。
- 容量の目安:
・グラボなし → 400~500W
・グラボ搭載 → 600W以上推奨 - 信頼できるメーカー製を選ぶと故障リスクが減る。
6. マザーボード
- 拡張性やポート数に関わる。
- エントリー向けからゲーミング特化モデルまで幅広い。
特にこだわりがなければ「対応CPUとメモリが使える標準的なモデル」で十分。
7. OS(オペレーティングシステム)
- Windows 11 Home:一般的な家庭用。
- Windows 11 Pro:ビジネス用途向け(リモート管理や暗号化が可能)。
仕事で使うならPro、趣味中心ならHomeで十分。
8. 光学ドライブ・カードリーダー
- 最近は省略する人も多い。
- DVDやBlu-rayを扱う人、写真を読み込む人は追加を検討。
9. ケース・冷却ファン
- ケースの大きさやデザインも選べる。
- 高性能パーツを選ぶ場合は「冷却性能の高いケース」や「水冷クーラー」を検討。
10. 周辺機器
- モニター、キーボード、マウスなどもセットで選択可能。
- すでに持っているなら本体だけ購入でもOK。
まとめ
BTOパソコンは「どのパーツを重視するか」で快適さが大きく変わります。
- ゲーム → GPU重視
- クリエイティブ → CPU & メモリ重視
- 事務用途 → コスパ重視
まずは 「自分がどんな使い方をするのか」 を明確にした上で、各項目を選ぶのが失敗しないコツです。