BTOパソコンとメーカー製PCの違いとは?

基礎知識

パソコンを購入するとき、多くの人が迷うのが 「BTOパソコン」「メーカー製PC」 のどちらを選ぶかです。
一見同じように見えても、両者には大きな違いがあります。

この記事では、それぞれの特徴を比較しながら、どんな人に向いているのかを解説します。


BTOパソコンとは?

BTO(Build To Order)パソコン とは、ユーザーが希望するスペックを選んで注文し、ショップが組み立てて納品する受注生産型のパソコンです。
CPUやGPU、メモリ、ストレージなどを自由に選べるため、用途に合わせた最適な構成にできるのが魅力です。


メーカー製PCとは?

メーカー製PCとは、NEC・富士通・DELL・HP など大手メーカーが 完成品として販売しているパソコン のことです。
家電量販店や公式オンラインショップで購入でき、すぐに使い始められるのが特徴です。


BTOパソコンとメーカー製PCの違い【比較表】

項目BTOパソコンメーカー製PC
購入方法注文後に組み立て(数日〜数週間かかる)完成品を購入、すぐに使える
カスタマイズ性高い(CPU・GPU・メモリなど自由に選べる)ほぼ固定、一部モデルのみ選択可能
コスト必要な性能に絞れるためコスパ良し周辺ソフトや付属品込みで割高になりやすい
サポートショップごとに異なるメーカー保証が手厚い
初心者向け度中級者以上向け(ある程度知識が必要)初心者でも安心して購入できる
将来性パーツ交換・増設しやすい専用設計が多く、拡張性は低い

BTOパソコンのメリット・デメリット

メリット

  • 用途に合わせてスペックを最適化できる
  • コストパフォーマンスが高い
  • 自作PCよりも安心して導入できる

デメリット

  • 納品まで時間がかかる
  • パーツ選びにある程度の知識が必要
  • サポート体制はショップによって差がある

メーカー製PCのメリット・デメリット

メリット

  • 購入後すぐに使える
  • サポートや保証が手厚い
  • 初心者でも迷わず購入できる

デメリット

  • スペックが固定されており自由度が低い
  • 不要なソフトが最初から入っていることがある
  • 拡張性が低く、長期的に使いづらい場合も

どちらを選ぶべき?

  • BTOパソコンが向いている人
    • ゲームや動画編集など高性能が必要
    • コスパを重視したい
    • 将来パーツを交換して長く使いたい
  • メーカー製PCが向いている人
    • すぐに使えるパソコンが欲しい
    • パーツ選びに自信がない
    • 手厚いサポートを重視したい

まとめ

BTOパソコンとメーカー製PCは、どちらが優れているというよりも 用途や購入者の知識レベルによって向き・不向きが分かれる のが特徴です。

  • 「自由にカスタマイズして、性能と価格のバランスを取りたい」→ BTOパソコン
  • 「初心者でサポート重視、とにかくすぐに使いたい」→ メーカー製PC

あなたの利用シーンに合わせて、最適な1台を選びましょう。



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