BTOパソコンは、目的や予算に合わせてパーツを自由に組み合わせられるのが魅力です。しかし「自分の予算でどんな構成が組めるのか」が分からず迷う方も多いでしょう。ここでは、代表的な予算帯ごとのおすすめ構成例をご紹介します。
■ 5万円台:コスパ重視のエントリーモデル
「ネット・事務作業・軽い趣味」に最適な価格帯です。
- CPU:Intel Core i3 / AMD Ryzen 3
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 500GB
- グラフィック:CPU内蔵GPU(オンボード)
- 用途の目安:Web閲覧、Office作業、動画視聴、軽い画像編集
ポイントは「SSD搭載」を選ぶこと。起動や動作の体感速度が大幅に向上します。
「とりあえずサクサク動くPCが欲しい」という方におすすめです。
■ 10万円台:バランス型のミドルレンジモデル
「仕事も趣味もこなしたい」人に人気の帯です。コスパと性能のバランスが良く、幅広い用途に対応できます。
- CPU:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 1TB(+必要ならHDD追加)
- グラフィック:GeForce RTX 3050 / Radeon RX 6600
- 用途の目安:動画編集、画像編集、最新ゲーム(中設定)、プログラミング、在宅ワーク全般
「やりたいことが色々ある」「長く使いたい」という方はこのクラスが安心。
ゲーミングとビジネスを両立できる万能モデルです。
■ 15万円台以上:ハイエンド・ゲーミング/クリエイティブモデル
性能を妥協したくない、重い処理を快適にこなしたい人におすすめの帯です。
- CPU:Intel Core i7 / i9、AMD Ryzen 7 / 9
- メモリ:32GB以上
- ストレージ:SSD 1TB+HDD 2TB
- グラフィック:GeForce RTX 4070以上 / Radeon RX 7800 XT以上
- 用途の目安:4K動画編集、3DCG制作、最新ゲーム(最高設定)、配信、AI・機械学習
「趣味も仕事も全力で取り組みたい」人にはこのクラスが最適。
処理待ち時間を減らし、快適なクリエイティブ環境を構築できます。
まとめ
- 5万円台 → 事務作業・ネット中心なら十分
- 10万円台 → ゲームや動画編集も快適、バランス重視
- 15万円以上 → プロ向け性能、重い処理もサクサク
BTOパソコンは、同じ予算でもパーツの選び方で性能が大きく変わります。購入前に「自分が何を一番重視するか」を整理することが、失敗しないコツです。