BTOカスタムPC 購入時のポイント
1. 用途を明確にする
- ゲーム用途:高性能GPU(グラフィックボード)、CPUのシングルコア性能、冷却性能が重要。
- 動画編集・3DCG制作:CPUのマルチコア性能、大容量メモリ、GPUの演算性能、ストレージ速度が鍵。
- ビジネス・学習用途:コスト重視。必要最低限のCPUとメモリ、静音性や省電力性を優先。
「どの作業に一番時間をかけるか」を基準に、優先順位を決めましょう。
2. CPU(頭脳部分)
- IntelかAMDかを選択。
- Intel:ゲームや安定性重視。
- AMD Ryzen:コスパ良し、マルチタスクやクリエイティブ作業に強い。
- 世代・グレードによって性能が大きく違うので、「Core i5 / Ryzen 5 以上」を目安に。
3. GPU(グラフィック性能)
- ゲームや動画編集では必須。
- GeForce RTX シリーズ:ゲーマーや映像編集者向け。
- Radeon:コスパ良し、クリエイティブ寄り。
- 「最新モデル=高性能」ですが、コストと消費電力も増えるためバランスを確認。
4. メモリ(RAM)
- 一般用途:8GB~16GBで十分。
- ゲームや編集用途:16GB~32GB推奨。
- 高解像度動画や3DCG:64GB以上も視野に。
将来的に増設可能か確認しておくと安心。
5. ストレージ
- SSD(M.2 NVMe):OSやアプリ用。起動や読み込みが爆速。
- HDD:大容量データ保存用。コスパ良い。
- OS用にSSD(500GB~1TB)+データ用にHDD(2TB~)の組み合わせが定番。
6. 電源ユニット
- 安定性と寿命に直結。安物は避けるべき。
- 「80PLUS認証(Bronze以上)」を目安に。
- グラボを積むなら600W以上、ハイエンドなら750W~850Wを推奨。
7. 冷却性能とケース
- 長時間使用するなら冷却は重要。
- 空冷で十分な場合もあるが、ハイエンドなら水冷も検討。
- ケースは「拡張性」「エアフロー」「静音性」をチェック。
8. 保証・サポート
- BTOショップによって保証内容が違う。
- 初期不良対応、パーツ単位での保証、延長保証の有無を確認。
- 自作に近い自由度が魅力だが、トラブル時に自力対応が難しい人はサポート体制が手厚いショップを選ぶ。
9. 拡張性と将来性
- 将来パーツを交換したくなる可能性大。
- メモリスロットの空き、電源容量の余裕、ケースサイズを確認。
まとめ
BTOパソコンは 「何に使うか」→「優先するパーツ」→「予算」 の順で決めると失敗しません。
特に初心者は「CPU・GPU・メモリ」の3点を用途に合わせて選び、その他はショップのおすすめ構成をベースに調整すると安心です。